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「中学受験」についての考え方|はじめての中学受験

私立中学に行くことのメリット

   私立中学校にとってのメリット(魅力)を一言で言い表すことは難しいですが、公立中学校と異なる点を挙げることから、その魅力を見出すことができると思います(右表)。
私立中学校は、公立中学校とは異なり、創設者(母体)の「建学の精神」に則って設立されています。 なので、教育方針や理念が非常に明確ですし、それそのものが中学校の特徴を表すものとなります。
また、大学受験の合格実績も、校内での中・高一貫生と高校からの編入生との差異(東大・京大レベルは中・高一貫生がほぼ占有します)もさることながら、 公立トップレベル高校と比較しても、圧倒的に私学が優勢です。それは、高校別の合格実績を参照していただければ一目瞭然です。
入学後の授業時間も、公立中学との比較では圧倒的な差になります。私立進学校と一般的な公立中学校では、中3だと1週間当たり1,000分近い差になります。 授業時間の差は、指導内容の深さの差ともなり、身につく学力に開きが出るのは当然です。そしてそれが、大学受験の合格実績の差になると言えるでしょう。
各私学が中学段階で必要としている一定レベル以上の生徒を確保し、6年間掛けて基礎から入試レベルまで引き上げていく指導を実践しているわけですから、 中学3年・高校3年と分断された教育課程より、明らかに中・高一貫教育が有利であると言えます。
最近では、中学校での募集人員を増やし、3年後の高校からの外部募集人員を減らす傾向が各校で多く見られます。外部からは優秀な生徒(再チャレンジ組も多数あります)のみを確保し、 内部進学の生徒に良好な刺激を与えることで、全体的な活性化を図っているように伺えます。
私学での中・高6か年一貫教育の魅力は、「建学の精神」に則り、知・徳・体を磨き、その結果として「難関大学合格」へ導いてくれることと言っても過言ではありません。 ここに、私立中学のメリットがあり、中学受験を目指す意味もあると言えるのではないでしょうか。

中学受験と高校受験のちがい

   「高校入試は通すための試験、中学入試は落とすための試験」などとよく言われます。
高校入試は、基礎資料(内申書・学校実力テストの成績)をもとに、「確実に合格する」高校を勧めるであろう各中学校の進路指導の影響を多大に受けた形で行われます。 もちろん、受験生の意思は尊重されますが、実力以上の学校をチャレンジするのは、受験回数が基本的に2回(私立・公立1回ずつ)であることを考えると、なかなか難しいのが現状です。
それに対して中学入試は、極論すれば、生徒・保護者の自由意思で受験することが可能ですし、そのような多くの受験生の中から、私学は優秀な生徒のみを選抜することができます。 勢い、それが競争率(実質倍率)における、高校入試と中学入試の差につながることになります。 例えば公立高校の入試では、1.4倍ともなると「高倍率」とされますが、中学入試、とりわけ難関校や人気校ではその倍以上である3倍を超えることが珍しくなく、 「中学入試は落とすための試験」であると言われる所以もここにあります。言うなれば、中学入試の厳しさは、「難関大学の入試に近いもの」であると言えるでしょう。

1年間で受験勉強をすることは不可能?

   難関大学受験を目指すとき、高1段階から相当な勉強をこなしていないと難しいとされ、近年では「現役予備校」に通う高校生も珍しくなくなってきました。
先ほど、中学入試の厳しさは、難関大学入試に通じるものがあることを述べましたが、「受験勉強」の面から考えても、同様のことが言えます。
例えば算数で「分数の四則計算」を学習するのは、パシードでは小4の3月頃(塾内では新小5生として既に学習を始めている時期)ですが、小学校で学習するのは小6生の2学期です。 理科や社会に至っては、中学校での学習内容を下ろしてきて学習する、という単元も少なくありません。 教科や単元によって差異はあるものの、一般的には、小学校での学習時期と、パシードでのそれとでは、 1年ないしはそれ以上の開きがあるのが現実です。中学受験に向けて培わなければならない知識は、やはり大きなものがあると言えるでしょう。

中学受験は「複数受験」が基本

   高校受験は、私立(併願=すべり止め)+公立(本命)という2校受験が一般的な組み立てですが、中学受験は、3〜4校の複数受験をするのが主流です。
第1志望校を受験する前に、独特な「入試の雰囲気」をしっかりと掴み、本命校を受験するときに、子どもたちが必要以上の緊張を感じないようにすることが大切です。
また、前述のように、高校入試と比べて高倍率になる中学入試では、文字どおりの厳しい戦いになるので、押さえとなる第2・第3志望まで考えておく必要があります。 それは、少しでも入試本番で実力を出せるように、「シナリオ」を練っておくことであるとも言えます。 せっかく培ってきた力を存分に発揮するステージを複数考えていくことは、何より子どもたちの「可能性やチャンスの拡大」につながることになるはずです。

上限がない入試問題

   高校入試問題は「学習指導要領」の制限を多く受けますが、中学入試では必ずしもそれに捉われない出題となっていることが多いのが現実です。 しかも、最近の入試傾向は「その場で考える(自分のことばで説明できる)力」を問う問題が多くなっています。 基本的なパターン問題を土台にしつつも、思考力や表現力を問う問題への対応力を高めておくことは必須で、「うわべだけの勉強」では太刀打ちできるものではありません。 「時事問題」や「環境問題」など、単に中学受験用の教材を学習するだけでは対応できないものも増えてきています。
中学受験生に求められるのは、知識の広さもさることながら、それを使いこなせる力、そして、自然や社会の動きなどに対する興味・関心など、非常に広範なものなのです。

受験勉強の心得と、親の心構え

   志望校合格を果たすよう、指導していくのが進学塾としての使命ですが、それだけでいいとは我々は考えていません。 我々が目指すものは、「目標は志望校合格 目的は社会で活躍できる人づくり」です。
よく、志望中学に合格して親子ともども「気が抜けた状態」になってしまい、「何のために私立中学へ行くのか」という原点を忘れてしまった、 という話を耳にします。入試では成績上位であった生徒が進学後、だんだん「落ちこぼれ」になっていくという例もあるようです。
「わかる」と「できる」は異なるものです。単なる知識の詰め込みでなく、その原因や背景を理解することで、学習内容は深く頭の中に定着します。 そして、身につけた知識を実戦で運用できるよう、家庭での徹底した反復練習が欠かせないものとなります。
その際、正しい手順を踏むことが必要です。「1000匹の魚を与えるよりも、1匹の魚の捕り方を教える」こと、 つまり「勉強の仕方」教えることから、パシードの指導は始まります。ノートやテキストを見返しながら授業内容を思い出して、 自分の力で問題に挑むことを繰り返すことで、少しずつ実力がついてきます。それが自信となって、次のステップへチャレンジすることで、 自然と「勉強の仕方」を体得できるようになります。
そういう「勉強の仕方」を揺るぎなく身につけた生徒は、中学入学後も「自ら学習する力(=自己教育力)」を武器に実力をつけ、 次のステップ(=大学入試)に向けで飛躍することができるはずです。パシードは、「その先に生きる指導」を大切にしたいと考えています。

1回で理解する必要はない

   とは言え、中学受験用の教材をこなしていくことは、並大抵のことではありません。始めは思うようなテストの結果が見られないこともあるでしょう。
確かに、新しいことを学習して1回ですべてを理解し、確認テストで合格できることが理想ではありますが、 中学受験の難しい学習内容でそれを子どもに求めるというのは、少し酷なことと言えるかもしれません。 そもそも入試での合格点そのものが6〜7割である訳ですから、基本的なテストはさておき、教材のすべてを完璧にこなせることを初めから求めないことです。 逆説的な言い方ですが、宿題をしたときに「できない」問題があるのは当然のものと腹をくくることも、 とりわけ受験勉強を始めたばかりの場合は必要なことと言えるでしょう。練習問題などになると入試レベルの難問も多く含まれ、 それを自力で解くのはなかなか難しいものです。
まずはじっくりと問題を読んで、考えてみることです。 わからなければ、もう一度ノートを見直したり、基本的な事柄を確認したりしてみて、もう一度チャレンジしてみることです。 こういう「試行錯誤」の経験を重ねることが、中学入試を目指す子どもたちには何より大切なことです。答を出すことそのものを目的化せず、 「考えて、考え抜くこと」に積極的であることこそが、「本物の力」を身につけることにつながるのです。

精神力・集中力も大切な「力」

   入試に向かうために必要な力は、「学力」だけではありません。受験勉強は長期間にわたるものですから、 「体力」も必要ですし、つらいことを乗り越える「精神力」、集中して学習できる「集中力」が必要です。
模試の結果の推移は波を描くこともあるでしょうし、スランプも必ず出くわすであろう局面です。 そのとき、目標を見失わず、前向きに課題をクリアしていくことのできる、強い精神力を身につけておきたいものです。
また、教員のところへ非常に積極的に質問を持ってくるのに、一向に結果に表れない、というのもよく聞く話です。 疑問を解消することは、弱点の克服には確かに不可欠なことですが、「自分で考え抜く」ことが習慣化していなければ、 自分自身しか頼るものがないテスト本番で力を発揮できるはずもありません。 難問にあたっても、まずは自分で考え抜いてみようという意識を持たせることが重要です。
これらの力を養うには、「子どもへの接し方」がポイントになってきます。 大切なのは、「いかに子どものやる気を喚起するか」です。やる気があるからこそ、 辛いことも前向きに乗り越えられるし、苦しいことがあっても粘り強く挑んでいく原動力になるはずだからです。
そこで、「子どものやる気を引き出す大人の接し方・30のポイント」を以下に掲げました。家庭での受験生への接し方として、 ご参考にしていただければ幸いです。

子どものやる気を引き出す大人の接し方・30のポイント

  • 確かな「家庭の教育方針」というものがある。
  • その方針に沿って、中学受験そのものや、具体的な志望校が考えられている。
  • 子どもには誰にも潜在能力があると信じている。
  • 頭ごなしに叱らず、子どものよい点を見つけるように心がけている。
  • 親も子も、どちらかと言えば楽天的だ。
  • この中学に入りたいという、強い意志が親にも子にもある。
  • 子どもの興味の方向性を大事にしている。
  • 普段から、意識してほめるようにしている。
  • 結果ばかりでなく、プロセスを大切にして子どもを評価している。
  • スランプに陥ったとき、明るく励まし、一緒に乗り越える方法を相談し合っている。
  • 親子で、短期的と長期的でのそれぞれの目標を共有できている。
  • 普段から、字をていねいに書くようにしつけている。
  • 学校や塾などへ行く前、自分で持ち物などの準備や確認をするようにさせている。
  • 子どもの持ち物の名前は、親ではなく本人に書かせている。
  • 子どもの机上には、常に辞書(国語辞典と漢和辞典)が置いてある。
  • 子どもの毎日のスケジュールがきちんと決まっている。
  • リビングなどではなく、勉強机で勉強させている。
  • 子どもが勉強につまずいても、なるべく自分で考えさせるようにしている。
  • テスト結果で、まず、親が一喜一憂しない。
  • 模試の結果は、数字だけでなく、具体的な弱点を親子ともども把握している。
  • 子どもの弱点や苦手単元の克服法を、一緒に前向きに話し合っている。
  • 普段から、子どもの話をきちんと聞くようにしている。
  • 子どもに先回りして話さないように気をつけている。
  • 「なぜ?」を問うて、子どもにきちんと説明させるように心がけている。
  • 子どものやる気を削ぐようなことばは慎んでいる。
  • 学校見学会などのイベントには、親子で積極的に参加している。
  • 子どもの性格に合った学校を、いくつかピックアップしている。
  • 星や植物などを一緒に見る機会が多い。
  • 家族で旅行や博物館などによく出かける。
  • 日ごろからニュースの話題などを子どもとよく話す。
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