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| 名前 | 平井 唯志(ヒライ タダシ) | ||
|---|---|---|---|
| 担当科目 | 国語・社会 | ||

活気あふれる生徒・陰鬱な雰囲気漂わす生徒…十人十色の生徒たちを前に日々現出する問題や事件に粉骨砕身・孤軍奮闘しながら一人ひとりの生徒と向き合い、解決に尽力していく先生に生徒たちは、少しずつ和み、心を開き、信頼していく。生徒とともに悩み、ともに泣き、ともに考え、ともに喜び笑う−学生時代にあるテレビ番組でのそんな先生の姿さながらの教員像をめざし、30年、自身のめざす教師像の試行と実践とさらなる構築・強化を求めて今日にいたります。現実の教育の現場において、ドラマのような熱血漢を日々演じていけるかというとそんな訳もなく、画餅に帰すとまではいかなくとも、自身の教育の理想の甘さと現実との壁に悪戦苦闘する毎日が続いています。
授業に限らず、日々の生徒指導において当てはまることですが、教員や大人の感性・感覚・立場ではなく、子供のそれに立ち会話(指導)していくことが大切であると思います。大人(教員)として、「上から引っ張り上げていく」のではなく、同じ視線で「ともに考え、止まらず歩いていく」こと。時に「下から持ち上げてあげる」こと。そんな時こそ子供たちは向上していくことが多いような気がします。また、生徒個人の学力向上と目標(進路)達成、そして集団や社会の中で生きていくための自立(自律)心と人間力の育成を、教科指導と生徒(生活・進路)指導の両輪にて実現させていくことも大切であると思います。
上記に述べた「授業時での心がけ」と同じです。子供たちと対峙するときは、教員として指示・命令するだけでなく、子供たちとしっかり「対話すること」を心がけるようにしています。生徒たちは(これは保護者の皆様にも当てはまりますが)、「何が大切か」「何をしなければならないか」を話してやるだけでは、なかなか動こうとしない(変化・向上しない)のが実情です。そのため、その「何」を実践するために「どのようにしなければならないか」という方法・手段を個人の実情に合わせて具体的に明示してやる必要があります。ですから、生徒を心から変える(向上させる)指導の背景には、生徒との「対話」が欠かせません。一人ひとりの生徒との対話を通して、まずは「@現状の生徒を受け入れること(許容)」。次に「A出来ていることへの激励を行い(称賛)、生徒の心に受け皿を用意させること」。そして「Bできていないことに対して問題意識をもたせ、解決方法を教員とともに考えていくこと(共有認識)」。さらに「C具体的な解決策を提示し、期間を決めて取り組ませ」、「D進捗確認と結果評価をタイムリーに実施していくこと」−この流れに基づいた指導を大切にしたいと考えます。
授業ではないのですが、「生徒個々において、教員の言葉と思いを心にしっかりと受け止め、自らが行動におこして結果を出した瞬間」−それが漢字テストであったり、宿題のやり方であったり、小さな日常でのことであっても−を見て取れた時が、もっとも大きな喜びであり、感動する場面です。
この4月から始めたばかりなので、まだ、実感としてはないのですが、生徒たちが真に慕ってくれていると感じる場面や、最大限に信じ頼ってくれていると感じる場面に出会った時に、教員冥利に尽きる思いがいたします。
中学受験は、自分の人生をより良い立場でスタートさせるための、ひとつの可能性だと思います。皆さんが今、どんな状況であれ、がんばったその先には今まで経験したことのないすばらしい世界がある、ということを信じて、夢見て、一歩一歩着実に歩いていってほしい、と思います。