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2008私立中学入試総括(1) 全体傾向

2008年03月09日

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 2008年度の近畿圏私立中学入試も主な学校ではほぼ合格者が確定し、全体的な姿が明らかになってきました。
 今回の入試は、06年度から引き続く、近畿圏統一日程3年目の入試となりました。統一日程も3年目ということで全体的には落ち着いた結果でしたが、その中でも受験生を大幅に増やした学校もあり、そこから今春の受験生動向が見えてきます。
 現時点では全ての入試結果が出揃っているわけではありませんが、判明している結果をもとに今年度中学入試の特徴と傾向を見てみましょう。なお本文は、2月20日現在の学校アンケート結果をもとに作成した情報です。


■3年目となる「近畿圏統一日程」
 06年度、07年度に引き続き、今春も近畿2府4県で日程を合わせる入試となりました。3年目となる近畿圏の統一日程で、全体的には落ち着いた結果だったと言えるでしょう。近畿2府4県の12歳人口が前年比でマイナス3.25%と減少するのに併せて、2府4県におけるのべ私立受験者数も前年比でマイナス4.71%となりました。日程的な問題で一人当たりの受験校数も減少傾向にあることを考えると、ほぼ横ばいの受験率だったと思われます。
 ただ、すべての地域、学校が12歳人口に合わせて一律に受験者を減らしたわけではありません。逆に増えている地域や学校もあります。受験生動向につながったいくつかの要因を見てみましょう。

■人気私立大学との連携
 07年度の関学大との連携では、連携校となった三田学園帝塚山学院清教学園の3校いずれもが大幅に志願者・受験者を増加させました。08年度は、立命館大学との教育協定を結んだ、平安女学院育英西の結果が注目されていました。2校はともに大幅な志願者・受験者の増加となり、人気私立大学との連携による強さを改めて提示しました。
 関学大との連携2年目を迎える帝塚山学院では、08年度入試でも「関学コース」の人気が高く、1次入試(82→111)、2次入試(40→62)とも受験生を増やしました。1次「関学コース」は前年を上回る2.3倍、さらに2次「関学コース」では5.2倍もの高い実質倍率となりました。
 平安女学院では、「立命館コース」を設置、定員は2クラス60名。卒業後には立命館大学と立命館アジア太平洋大学への推薦が受けられます。従来のコースは「アグネス総合コース」となります。全日程合計で、志願者で07年度の160名から08年度は285名に、受験者で07年度の114名から08年度は212名へと増加。受験者数で前年比186%という大幅な増加となりました。特にA1日程の「立命館コース」は1月19日の統一日実施にもかかわらず3.2倍の実質倍率でした。
 育英西でも、2クラス60名定員となる「立命館コース」を新設。従来のコースは「育英西コース」となります。全日程合計で、受験者が07年度の152名から08年度は229名へと、前年比151%の大幅な増加。実質倍率では、1月19日の統一日に実施されたA日程「立命館コース」で1.3倍、1月20日のB日程「立命館コース」でも1.9倍となりました。
 龍谷大学の附属校となった平安にも多くの受験生が集まりました。全日程合計で、受験者が07年度の526名から08年度は695名へと、前年比132%の増加でした。

■女子校の状況、大阪と兵庫
 07年度入試では、近畿圏全域で共学志向が強くなる中、女子校への回帰が見られ、兵庫県内の女子校15校中14校が、大阪府内の女子校18校中13校が受験者を増加させました。
 この反動からか、08年度入試では、大阪府内の女子校は全般的に受験者が減少しましたが、兵庫県内の女子校人気は依然続いていて、結果が判明している13校中の7校で受験生の増加が見られました。
 兵庫県内の女子校全体(結果判明の13校)で見ても、志願者で07年度の3,722名から08年度は3,977名に、受験者で07年度の2,454名から08年度は2,617名に、いずれも7%近い増加率です。ただ、統一初日1月19日の受験者数だけで見ると前年比マイナス4.19%で、実受験者数は人口減よりもやや減っているようです。

■好調な兵庫の共学校
 08年度入試では、近畿圏で全体的に受験者数が減少する中、もっとも好調だったのは、兵庫県内の共学校です。多くの学校で受験者の増加が見られました。
 「一貫選抜コース」と「発展コース」の2つの新コースを導入して、前年比177%もの受験者を集めた雲雀丘学園を除けば、各校ともコースや日程といった受験生動向を左右する要因が見当たらない中で、結果が判明している9校中、7校で受験者が増加。一校一校では際立った増加が見られないものの、それぞれ少しずつ人気を集めた結果が表れたものだと考えられます。
 全受験者数では、前年比プラス14.26%、統一初日の1月19日のみを見てもプラス6.27%と、12歳人口が減少する中で逆に受験者数を増やしています。これまで男子校・女子校の人気が強かった兵庫県にも、共学人気の波が押し寄せているのかもしれません。


 次回は、今年度入試における「注目の学校」を取り上げたいと思います。

Posted by 第一ゼミ中学受験統括室 | 日時: 2008年03月09日 12:27


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