中学受験専門塾第一ゼミパシードは難関中学受験有名中学受験合格を目的に最善の中学受験指導を実現する学習塾進学塾です

Home > 各校一覧 > パシードブログ

パシードブログ

  •  
  •  

つるかめ算再考(算数科)

2012年05月15日

-----

 算数の問題文というのは突っ込みどころ満載で、いかにも「問題のために作った状況」というのが結構あります。例えば「つるかめ算」。“つるとかめがあわせて10匹いて、足の数は合計26本です”って、普通、つるとかめ合算する? 鳥類とは虫類だよ? 足の形もまったく違うし、普通につるとかめ別々に数えるでしょ? と突っ込んではいけません。いや、突っ込みつつ楽しく解くというのもありかもしれませんが。
 そこで、今回は、そのつるかめ算をちょっと楽しく解いてみましょう。例えば、こんな問題はどうでしょう。
 「あるパン屋さんで1個0円(つまりは無料サービスですね)のクロワッサンと1個60円のメロンパンを合わせて8個買い、300円支払いました。メロンパンはいくつ買いましたか。」
 もちろん300÷60で5個買ったことになります。何をこんな馬鹿みたいな問題、とおっしゃる皆さん。普通のつるかめ算だとこんな状況でしょうか。
 「あるパン屋さんで1個40円のクロワッサンと1個100円のメロンパンを合わせて8個買い、620円支払いました。メロンパンはいくつ買いましたか。」
 こんな考え方をしてみましょう。このお店は特別キャンペーンで全品40円引きセール開催中なのだと。もちろん40円のクロワッサンも例外ではありません。つまり0円。とすれば、すべてのパンが40円引きですから、合計8個のパンで40×8=320円引きとなり支払額は300円ですね。すると先の問題と同じ状況が生まれます。
 実際の式だけを取り出してみれば通常のつるかめ算の解法と同じですがずいぶんとイメージが違う考え方なのではないでしょうか。ひとつの問題にもさまざまなアプローチがあります。「つるかめ算といえば何が何でも面積図!」と決めてかかっていては損をしますよ。
 この解法でいけば、「損得のつるかめ算(ガラスのコップを運んで割ったら弁償パターン)」にも応用が利きます。ぜひ試してみてください。これで「つるかめ算最高!」となってくれるとうれしい限りです。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年05月15日 21:10 学習情報 | 記事ページ

第一ゼミ独自の意欲喚起教育『EMS』(2)

2012年05月11日

-----

 「何のために自分は勉強しているのか」。これは誰もが一度は考えたことがある疑問だと思います。もちろん、これに対する絶対的な答えはないかも知れません。人によってもさまざまな考え方があるでしょう。
 今、第一ゼミパシードが『EMS』で取り組んでいることは、このことについて生徒の皆さんに深く考えてもらい、自分なりの答えを出してもらおうというものです。今回はそのポイントをご紹介いたします。
----------
@自分が「何のために」勉強しているのかを考える。
 この時点では、まだ自分の中での答えを持っていない人もいます。
A勉強以外で、自分でも不思議なくらい頑張れたことはないかを思い出す。
 遊びや興味のあることなら、こういった経験をしていることも多いはずです。
B勉強に対して自分はどんなイメージを持っているか?
 脳は自分の言った言葉に反応し、行動を決めます。勉強に対してプラスイメージがあれば脳は活性化して、素晴らしい機能を発揮します。
C勉強についての考え方を見直す。
 「今までできなかったことができるようになること」を『成長』といいます。「初めて聞いたときはあまりできそうになかった問題を、何度も練習するうちにできるようにできるようになった」とか「いつも60点くらいだったテストで80点取れるようになった」というのも成長と言えるでしょう。
----------
 このことから、「勉強は『自分自身を成長させることができるチャンス』である」ということが言えると思います。この考え方が伝わったからこそ、前回お伝えしたような、「将来の自分や好きな自分を思い浮かべて、楽しみながらがんばれた」という声が子どもたちから上がったのだと思います。あくまでもこれは勉強に対する1つの考え方ですが、これから『勉強』という言葉をプラスイメージでとらえるための手段になるのではないでしょうか。
 第一ゼミパシードではこれからも『EMS』の取り組みを通して、子どもたちの意欲を喚起することに注力してまいります。
 
■5/19(土)意欲喚起特別イベント 参加申込受付中
 第一ゼミナール教育アドバイザーで、「ソフトボール女子日本代表チーム北京オリンピック金メダル獲得の陰の立役者」として知られる、サンリ能力開発研究所の臼井博文先生と、元全日本バレーボール選手の向井久子さんをお迎えしての、『意欲喚起特別イベント』です。残席わずかとなってまいりました。お早めにお申し込みください。
※詳細はこちらから→http://www.daiichisemi.net/event/ems_seminar.html

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年05月11日 20:16 パシードの日々 | 記事ページ

辞書を手もとに(国語科)

2012年05月08日

-----

 塾でも「分からないことばは辞書で調べなさい」と言われると思います。最近は、一般的な国語辞典だけでなく電子辞書や辞書機能のある携帯電話などもありますが、どんな形でも知りたいと思ったときに調べられる環境づくりは重要です。私立中学校の入試問題では、ことばの意味を問う問題も頻出しています。文脈から考えるというケースももちろんありますが、やはりことばの意味そのものをたくさん知っておく方が有利です。ぜひそばに辞書を置いて学習をしてもらいたいと思います。
 例えば「公約」ということばを辞書で引いてみましょう。「おおやけに約束すること」「世間に対して約束すること」「公開の場で、また公衆に対して約束すること。特に、選挙のときに政党や立候補者などが、公衆に対して政策などの実行を約束すること」などといった解説がされています。理解できましたでしょうか。
 上記の説明では何か物足りない、何かひっかかるという人もいるかもしれません。独特の語釈で有名な三省堂の『新明解国語辞典』では、「政府・政党など、公の立場にある者が選挙などの際に世間一般の人に対して、約束すること。また、その約束。〔実行に必要な裏付けを伴わないことも多い〕」とあります。さらにこの辞書の旧版では、何と「すぐ破られるものの意にも用いられる」という解説までありました。ここまで書かれた辞書はふつうないものですが、ふだんニュースを見る人であれば、もしかしたら「なるほど!」と思うことがあるかもしれません(もちろんよいことではありませんけれども……)。
 先の説明のどれも正解でしょうし、分かりやすさも人によりさまざまだと思いますが、やはり興味を持つことが理解を助けたり深めたりすると思います。もっと自分の周りをよく見て、「どうなっているんだろう」「なぜなんだろう」と興味を持つことが大切です。今まで自分の知らなかったことに気づいて大きな感動に出会うこともきっとあるでしょう。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年05月08日 16:12 学習情報 | 記事ページ

第1回実力判定(受験用)・合格判定テスト講評

2012年05月02日

-----

■算数
<小4>
 問題文の読み間違えや単位換算で点数を落としているケースが多く見られました。「残った金額」を聞かれているのに「使った金額」を答える、「直線を6分の1回転させる」のを「直線の角度の6分の1」と考える、などの読み間違いや、問われている単位で答えていない人がいました。難問は大問5(3)Aです。図形を動かしてみる(まわりの長さが変わらないように注意して)ことを考えましょう。
<小5>
 植木算、等差数列の基本はよくできていました。しかし、等差数列の和の問題や、素因数分解を利用する問題は少し難しかったようです。どちらにも共通することは、解法を暗記するだけの勉強では正解までたどりつけないということです。このテストから「算数では、本質を理解して学習することが重要」ということを学んだのではないでしょうか。点数の差が出る重要ポイントです。ふだんの勉強でも「なぜ?」を大切にしましょう。
<小6>
 比を利用する単元がしっかり学習できています。課題となる単元は、「図形」「グラフ」そして「計算」でした。計算の工夫・逆算は頻出ですので、毎日の練習が欠かせません。また、「図形」「グラフ」は6年生になってから学習した単元であったにも関わらず苦戦した人が多かったです。不慣れな単元こそ、じっくり問題に深く関わり、理解できるまで反復(リトライ)することが大事です。

■国語
<小4>
 今回の問題は全体的に難しかったようです。特に説明文の内容の読み取りに時間がかかった人が多かったのではないでしょうか。説明文は本文を読めば、答えの根拠になることが必ず書かれています。ふだんから、ぼう線部の前後をしっかり読むなどして、答えを見つける訓練をしておきましょう。知識問題では漢字の音訓に悩んだ人が多かったようです。辞書も引きながら、正しく覚えていきましょう。
<小5>
 言語事項に関しては全体的に正答率が高く、日常の学習がきちんと身についていました。ただ漢字については、雑な字や続け字で×になった人もいます。改めて丁寧に書くということを心がけましょう。読解問題では、説明的文章の方がやや難しかったようです。まずはぼう線部の前後に答えがあるような基本問題を確実に正解しましょう。ふだんからじっくり設問を読んで答えを探すよう、意識して学習するようにしましょう。
<小6>
 知識事項に関して、漢字・ことばの知識の両分野ともに、語彙力の不足から正答率が低い問題がはっきりしていました。新たに出会った言葉は自分で調べる、例文を作るなどの練習をしていってください。読解問題に関しては、説明文、物語文ともに記述問題で厳しい現状がうかがえる結果でした。「なぜ答えがそうなるのか」を意識したリトライを徹底し、語彙力・要約力を向上していってください。

■理科
<小5>
 今回のテストでは、知識事項を問う問題が多く出題されていました。小5での学習分野である大問3の空気・水と温度や大問5のてんびんについては、問題の難易度にかかわらず正解率が高くなっていました。ただ、大問4の天気については海風・陸風、季節風などの風のふく仕組みや日本の代表的な季節の特徴とその原因などについては、きちんと理解・暗記することが必要ですので復習をしておきましょう。
<小6>
 今回のテストでは、基本知識の正答率は高かったのですが、理解が必要な問題では正答率が低くなっています。大問2の星と星座の単元では星座や星座を作っている星の名前・色だけではなく、星の時間や季節と移動についても理解しておきましょう。また、大問3の光の性質については、鏡と反射だけでなくその性質を利用して鏡にうつる像についても理解しておくことが必要ですので復習をしておきましょう。

■社会
<小5>
 今回の出題は、日本のすがた・農林水産業・資源からでした。日本のすがた・農業に関する問題は正答率も高かったように思いますが、大問2では稲作についての理解とグラフの読み取りが求められており、少し発展的な力が必要とされる問題でした。テキストの重要語句の暗記だけで終わるのではなく、グラフ・表・地図などの資料から考える力を養い、入試問題に対応できる力を身に付けていきましょう。
<小6>
 地理分野では、今回出題されていた瀬戸内工業地域だけでなく、各工業地域や工業地帯が、なぜ工業に特化できたのかという理由も把握しておきたいところです。歴史分野では、室町時代以降の人物名や事件名を覚えることで精一杯になるかもしれませんが、それぞれの時代の時代背景や、なぜ事件が起こったのかを考えながら復習することで「時代の流れ」をつかむようにしていきましょう。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年05月02日 12:19 学習情報 | 記事ページ

身の回りは勉強材料の宝庫(社会科)

2012年05月01日

-----

 みなさんは社会の学習ってどのようにされていますか。地理であれば各都道府県の特色を覚える、歴史であれば年表を覚える、公民であれば仕組みを覚えるなど、最終的に「暗記」すればということで、単に用語をノートに書いたりしていませんか。しかも地理は地理、歴史は歴史、公民は公民と分けて学習されている生徒さんも多いのではないでしょうか。
 ごく当たり前の話ですが、きゅうりやキャベツなどの野菜はスーパーマーケットに行けばいつでも置いてあります。ここにどのような背景があるかということを考えるのは実は社会の学習につながるのです。
 例えば、地理の学習分野で考えるのであれば、促成栽培・高原野菜などの農業技術や設備の発達、品種改良によって、いつでも野菜を手に入れられる状態となりました。また食の安全面から産地からどのように運ばれてきたかがわかるトレーサビリティや新鮮さを保つためコールドチェーンという流通を行ったりしています。
 また歴史の学習分野で考えると、701年に出された大宝律令から「市」を開くための関連法令が出されました。かなり厳しいもので民間では値段も決められない状態でありましたが、その後律令制が緩くなり、民間で「定期市」として発達しました。毎日ではなく月に3回行われる「三斎市」、その後月に6回開かれる「六斎市」となり、歴史上有名な人物である織田信長が楽市楽座を行ったことから「市」を定期でなくても開くことができるようになりました。
 公民の学習分野で考えると、何気なく並んでいる商品の値段の決まり方があります。日本は資本主義をとっていますので、需要と供給のバランスによって値段が左右されます。旬の野菜はよくとれる(供給が増える)ので値段としては旬以外の時期に比べ安くなります。また不当に値段を高くされても消費者が困るので独占禁止法という法律をつくりました。
 というふうに、本当に身近なところに社会の勉強の題材が並んでいます。入試問題を考えたときにも地理だけで出題されることはごくまれなケースで、ほとんどが地理・歴史・公民を合わせた問題となってきます。パシードの授業で得た知識をまず理解し、テキストやノートの上だけで終わらせず、自分の身の周りの生活とつなげてみましょう。実は社会の知識につながることが多いことに気付くと思います。
 常に自分の周りにあることは「当たり前」と感じ、何も考えなくなります。「ふーん、そうなんや」と思うだけでなく、今覚えようとしていることが、もっと頭に入り、抜けなくなるように、そこから一歩踏み出し、もっと周りのものに「興味」を持ってください。
 今回は野菜のことを話題にしましたが、今年5月22日に開業する東京スカイツリーのことも同じように考えてみてはいかがでしょうか。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年05月01日 17:22 学習情報 | 記事ページ

はじまりは疑問から(理科)

2012年04月25日

-----

 理科に関する第1回目は、「理科」という教科そのものについてのお話です。
 みなさんは、理科はどのような教科だと思いますか? もちろん、算数や国語、社会などというさまざまな教科があり、それぞれ学習する内容が違いますよね。
 先日、小6の、磁石や磁界に関する内容の授業中にこんな質問がありました。「磁石ってなぜ、同じ極どうしはしりぞけあって、違う極どうしは引き合うの?」このことに関して皆さんはどのように答えますか? あるいは、どのように説明をしてもらえば理解できますか?
 当たり前といえば当たり前のことですが、とても大切な質問だと思います。たしかに、磁石ではN極とN極、S極とS極はしりぞけあいますし、N極とS極は引き合いますよね。家や小学校でも磁石あれば簡単に実験ができますし、正しいということがわかると思います。
 理科的に説明をするなら、「磁石の世界(磁界)には磁力線というものがあり、この磁力線には向きがあります。磁力線の向きは磁石のN極から出てS極に入るようになります。また、磁力線には交わったりくっついたりしないという決まりがあることで、N極どうしからは磁力線が出るばかりなので反発しあう」ということになります。……詳しくは担当の先生に質問してみてください。
 では「磁力線って何なの?」という新たな疑問が出てきませんか? これが理科という教科の出発点なのです。疑問を持ち、それの真理を追究していく教科なのです。
 現在では科学が進み、さまざまな事象や現象の真実が解明されつつあります。その中で、昔の常識が覆されることもあります。近年でいえば、太陽系の惑星は9個だったのが、冥王星が外されて8個になっていますよね(今回は詳しい説明までしませんが)。
 このように理科という教科は、「身の回りにおきる自然現象全般について、どのように考えると実際に起きている現象の理由が説明できるか」ということを学ぶ科目ですので、さまざまなことにも疑問を持ちましょう。
(ちなみに)
 UFOは実在すると思いますか? 学者の皆さんの意見も「実在する」「実在しない」の真っ二つに分かれます。「実在する」という学者は、地球に人類という知的生命体が現実に存在し、広大な宇宙空間には知的生命体が存在しても不思議ではない。それらの生物が高度な文明を持ち宇宙船を持っていてもおかしくないということです。逆に、「実在しない」という学者は、UFOや地球外での知的生命体については、現在確認をされておらず地球の科学では説明できないので実在はしないということです。このことも科学がさらに発展した未来には解明される日が来るでしょう。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年04月25日 20:28 学習情報 | 記事ページ

ネットライブ最高水準特訓スタート

2012年04月22日

-----

120422_netlive.jpg 小学5年生を対象とした「ネットライブ最高水準特訓」が、15日(日)のガイダンス+体験講座を経て、22日(日)より正式に、算数・国語・理科の3教科でスタートしました。
 パシード各校のトップレベル層が集まり、灘・東大寺学園・洛南高等学校附属・大阪星光学院・広島学院などの最難関校合格を目指してしのぎを削る講座です。また、インターネットのテレビ会議システムを使った授業を自宅にいながらにして受講いただけますので、こうして、近畿圏内のみならず広島地区の受験生たちが同じ授業をリアルタイムに受けることができるのも特徴です。
 ネット授業と言えども、生徒たちの参画度を高めた双方向性の授業というのは対面授業と全く同じです。授業内のやり取りも活発ですし、チャット機能を用いた記述問題の添削指導も行われていました。諸々の機能の操作法習得が早いのも流石だなぁと感心しました。
 その名のとおり、「最高水準」の指導を展開しますから、これから数多くの難問にチャレンジしていくことになりますが、そうしたことも楽しみながら、ハイレベルでの“真の実力”を身に付けていってほしいと願っています。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年04月22日 19:27 イベント・講座情報 | 記事ページ

第一ゼミ独自の意欲喚起教育『EMS』(1)

2012年04月20日

-----

 昨年度から開始した『EMS』は、「the Educational Method of Self-motivation」の略で、「現在も未来も意欲が湧いてくる自他肯定感教育」を目指す、第一ゼミナール独自の意欲喚起教育の取り組みです。
 第一ゼミナールでは、「目標は志望校合格! 目的は社会で活躍できる人づくり!!」をモットーに生徒指導にあたっております。では、「志望校合格」という目標のためには何が必要でしょうか。やはり成績向上に努めることです。そのためには、日々しっかりと学習を続けることが大切ですが、目標や目的なくただひたすら続ける勉強は苦しいものでしかないかもしれません。それを前向きなものに変え、意欲を持って取り組めるようにしていくのが、このEMSです。
 EMSには、脳科学に基づいて開発した独自の教材を用いて、「自分は○○が苦手」「○○ができない」などという思い込みによるマイナスの自己像を白紙化し、プラス面をさらに伸ばすための『MAP(=Motivation & Achievement Program)』や、「どんな自分が好きになれるか」を学習面と生活面の両方からアプローチし、自分で自分を意欲喚起することを目指す『セルフコーチプログラム』など、さまざまな取り組みがあります。これらを通して子どもたち自らの意欲を高め、その結果としての成績向上、志望校合格につなげていくのです。
 このEMSをきっかけとした生徒の変化を最も実感できたのが、入試を終えた受験生たちの声でした。実施前の昨年度は「勉強はしんどかったけれど、がんばった」というような、ともすれば入試や受験勉強を“苦しい試練”として捉えるような声が目立ったのに対し、今年度の生徒からは、「将来の自分や好きな自分を思い浮かべて、楽しみながらがんばれた」という、受験勉強そのものを楽しみながら前向きに取り組む姿勢へと変化した声が多く聞かれました。やはり、自分で自分の意欲を高めながら自発的に行う勉強は、楽しさも密度も変わってくるのですね。
 パシードは、中学受験において志望校合格を果たすという目標を持った子どもたちが集う場です。そして、小学生の今は、将来への希望がたくさん詰まった時期です。その可能性を最大限に広げ、将来の目的実現のための志望校合格が果たせるよう、これからも教科指導との両輪で、意欲喚起教育に注力してまいります。今後もシリーズで、このブログでも取り組みの詳細を発信する予定です。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年04月20日 17:08 パシードの日々 | 記事ページ

基礎基本のイチ・ニ・サン(算数科)

2012年04月18日

-----

 今回は算数の学習についてということで、数字にまつわるお話を。
 皆さんは「一・二・三」と書かれてあるとどう読むでしょうか? 別にとんちでもなんでもなく素直な問題です。
 普通、「いち・に・さん」と読むと思いますが、ちなみにこの「いち・に・さん」という読み方、音読みでしょうか、訓読みでしょうか。あまりにも簡単な字だけに、意識せずに読んでいますね。正解は「音読み」です。「イチ・ニ・サン」と表記すべきですね。
 では「訓読み」はお分かりですか? 一瞬、悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。「ひと(つ)・ふた(つ)・みっ(つ)」となります。
 助数詞を付けてみると、「一冊・二冊(いっさつ・にさつ)……」「一面・二面(いちめん・にめん)……」「一発・二発(いっぱつ・にはつ)……」の音読みに対して、訓読みでは「一竿・二竿(ひとさお・ふたさお)……←たんすの数え方です」「一舟・二舟(ひとふね・ふたふね)……←たこ焼きの数え方」「一柱・二柱(ひとはしら・ふたはしら)……←神様!の数え方」となります。
 「一・二・三」はおそらく1年生で初めて習う漢字ではないでしょうか。漢字の中の基本中の基本とも言えますね。そんな簡単な漢字であっても(いや、だからこそ)基礎基本が大切です。もちろん、その時点では音読みや訓読みといった区別は教えてもらわないのかもしれません。たくさんの漢字を学習した皆さんは、改めて基礎基本に立ち返ってみてはいかがでしょうか。
 もちろん、漢字に限ったことではありません。すべての学習において、基礎基本の徹底はとても大切です。また、普段当然のように接している「一・二・三」といった漢数字の「音読み」「訓読み」の区別、先に記したような特別な助数詞(神様も数えるのね)など知的好奇心を持って勉強に臨む姿勢も大切です。
 さて、算数の基礎基本、計算をおろそかにしている人はいませんか。複雑な計算問題をたくさん(長時間)する必要はありません。毎日、数的な「カン」が鈍らないように、継続しておこなってほしいと思います。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年04月18日 19:36 学習情報 | 記事ページ

入試出典に触れる愉しみ(国語科)

2012年04月10日

-----

 今回からパシードの各科の教員による教科学習の発信を始めます。そもそも勉強は「強いられて勉める」ものではなく、本質に触れて、知的好奇心を高めながら、その面白さを体感すべきものであって、このブログもその一助となればと考えています。
 例えば、新学期、学校で真新しい教科書をもらいますよね。子どもの頃、その新しい教科書にどんなことが載っているのか、ワクワクしながら貪るようにページをめくったものです。それと同じように、今年の入試ではどんな滋味深い作品が取り上げられるのか、そんな期待感を持ちながら問題に当たるのが、国語科教員としての愉しみでもあったりします。
 その意味で今年の入試も、「入試問題を解く」ということを超えて心の琴線に触れられる良質の文章に多く出会いました。とりわけ昨年、東日本大震災を経験して国民が改めて「人と人との絆」に思いを致した、そんな世相を反映して選ばれた出典が多かったように思います。灘中2日目の大問三、江口節の詩「責任」は、阪神・淡路大震災を経験した子どもの心の傷と成長を描いた情感溢れる作品でしたし、大阪星光学院中の大問一、重松清の『タカシ丸』で綴られる、お互いが不器用で上手く思いを伝えられないのだけれども、確かに存在する父子の絆も、うっかり入試ということを忘れて感情移入してしまう、胸に迫る作品でした。
 読書習慣のない子に無理強いする読書は、子どもにしてみればただの苦行でしょうし、あまり薦めるものでもないのですが、せっかく塾の授業で数多の文章に触れるのですから、それを通して、いわゆる“国語の得点力”だけでなく、感受性とか想像力とか、もっと言えば人間性までもが涵養できる、そんな授業を展開したいと常々思っています。

Posted by: 第一ゼミ中学受験統括室 日時: 2012年04月10日 20:24 学習情報 | 記事ページ


ページの先頭へ